アメリカ、フランス、イスラエルと続き、いろいろな国のベンチャー企業が鶏卵に代わる植物ベースの代替卵を発売。国際的な代替卵の市場競争が加速しようとしています。
そこに2020年12月に加わるイギリス初の100%植物ベース、リキッド代替卵についてご紹介します。
商品名:No-EggEgg

原料はコールドプレスされたエンドウ豆タンパク、栄養酵母、黒海塩など。
欧州食品安全機関が承認した植物素材のみを使用。
内容量:490g(ボトル1本あたり)
単 価:3.99ポンド(約540円)
そのままフライパンで料理して、オムレツやスクランブルエッグを作ったり、鶏卵の代わりに料理に混ぜてクッキー、スポンジケージも作れます。
普通の鶏卵より調理時間が15分ほど長くなるということです。
特徴
料理に中で普通の卵は22の役割があります。ですが、一部の植物ベースの代替卵では再現できないものがあります。
特にまだできていない役割は「ベーキング」。
そこが今回の「No-EggEgg」はかなり違います。
卵を使ったお菓子を想像してください。
- クッキー
- スポンジケーキ
- パンケーキ
- ブラウニー
などなど…これらの料理には卵が重要な役割をしています。
- 素材を固める熱凝固性(クッキー・プリン)
- 素材を膨らませる膨張性(シフォンケーキ・スポンジケージ)
- コクを出す乳化作用(ブラウニー・マヨネーズ・アイスクリーム)
これらの機能が今回の代替卵「No-EggEgg」では再現できます。
レシピもHP公開中しています。
https://www.crackd.com/crackd-recipes
会社
スタートアップ企業:PlantHeadsが所有するブランド「Crackd」。
同社はイギリス、ハートフォードシャーを拠点。
スーパーマーケットチェーン店を展開するのM&S、オンライン専門:The Vegas Kindが展開する流通網から「No-EggEgg」を12月より販売を開始します。
PlantHeads社は数ヵ月以内にイギリス全土の流通網で製品を販売する業者が増加すると見込んでいます。
まとめ
食感や味だけなく、特性も真似て作ったブリディッシュ植物ベース代替卵:No-EggEgg。
卵料理だけでなく、ケーキまで焼けたら卵と変わらない存在になるかもしれませんね。
今後、そのまま輸入されるのか、日本企業がさらに独自の代替卵を開発するのか楽しみです。
一度、この代替卵で茶碗蒸しを作りたい!
参考:
https://thespoon.tech/crackd-to-launch-its-plant-based-egg-in-the-u-k/
https://ameblo.jp/lovable-kitchen/entry-11889943914.html
https://www.aichi-kyosai.or.jp/service/culture/internet/cook/cooking/cooking_20/9_25.html
アイキャッチ画像:https://www.greenqueen.com.hk/plant-based-pea-protein-no-egg-egg-crackd-to-launch-at-u-k-retailers-this-december/