「畑の肉」と呼ばれる大豆。それを使って代替肉を作るという方法はすごく理にかなっています。
そして、今回紹介する商品は大豆から卵の代替品が作っています
代替卵:EGG Basics
主成分は大豆とエンドウ豆のたんぱく質で作られた粉末状の代替卵。
原材料:
大豆たんぱく質分離物、エンドウ豆粉、セルロース繊維、乾燥酵母、ジェランガム、変性セルロース、ひよこ豆たんぱく質粉末、塩、砂糖、寒天、ジャガイモたんぱく質粉末、ターメリック抽出物
出典:https://www.zeroeggfood.com/foodservice
EGG Basicsの使い方:
粉末状のため、水と油に混ぜて約2分ほどかき混ぜる。
あとは溶き卵と同じように塩や調味料を入れて味の調整、フライパンで炒めると、スクランブルエッグやオムレツを作ることができます。
植物ベースとなるため、実際の鶏卵と比べると…
- 温室効果ガス 59%削減
- 水とエネルギー 93%節約
- 使用する土地 92%節約
という少ない資源、少ないエネルギーで生産可能な持続可能性に優れた製品となっています。
開発企業:Zero Egg
イスラエルを拠点にしたスタートアップ企業。
EGG Basicsのメインターゲットはレストランや食品メーカー、企業向けとして販売中。イスラエルの飲食店やパン屋に卸すことが決定。
ライバル商品:「Just Egg」
類似商品として緑豆を主原料にした「Just Egg」があり、こちらの代替卵商品のインターゲットは一般消費者となっています。
将来展望
2021年には小売りや一般消費者向けのタイプも追加、販売予定のため、「Just Egg」とは競争関係となるでしょう。
資金調達額は未公表ですが、New Crop Capital、The Kitchen Hub、Valor Siren Venturesから資金調達を行っているとのこと。
まとめ
業務用の代替卵は今後、一般消費者でも買えるものとなるでしょう。
環境負荷軽減という視点で考えて、代替卵というのはいいかもしれません。
とはいえ、味を確かめてからでないと…。
参考:
Plant-Based Zero Egg To Launch On World Egg Day