ポイント
- 植物ベース シーフード ベンチャー企業:Good Catch Foods(グッドキャッチフーズ)
- 植物ベース 代替肉 ベンチャー企業:Alpha Foods(アルファフーズ)
- ベンチャー2社は大手の流通網だけに依存せず、自社サイトから消費者へ直接販路(商品が売れる方法)を作るD2C(Direct to Consumer)をスタート
最初から結論
アマゾンや大手の流通網を利用して販売を促進するより、独自プラットフォームを展開する流れ。
Good Catch FoodsとAlpha Foodsの2社以外にも、独自プラットフォーム展開している代替食品ベンチャー企業が多数。
自社サイトから商品を消費者へアプローチ、商品の注文、配送ができるようにしている。

D2Cを選ぶ理由
顧客とダイレクトに接点が持てるD2C(Direct to Consumer)では、商品のフィードバック、商品を買う顧客層、頻度などが把握しやすい。
そのため顧客の好みにより合わせたサービスや商品開発が可能。

加えて、大手の流通網を使うとコアなファンが作りにくい。
多くの類似商品と競争関係となるため、値段競争になりやすい。
商品フィードバック、顧客情報が集まらないなど商品開発に力を入れて、ブランドを形成したい企業とってはデメリットのほうが大きくなる。
ほかの企業では
今回の2社以外にすでに独自プラットフォーム展開しているベンチャー企業
Beyond Meat(ビヨンドミート)
植物ベースの代替肉、ソーセージ製品が購入可能
Impossible Foods(インポッシブル・フーズ )
植物ベースハンバーガーが購入可能
PepsiCo(ペプシコ)
スナックを自社ECサイトで販売
Chipotle(チポトレ)
https://farmersmarket.chipotle.com/
提携している農家を選択するとECサイトの商品が入れ替わる独自サイトを展開
肉製品、乳製品、穀物が直接購入できる
まとめ
一般消費者向けの商品を作るベンチャー企業はこのスタイルが当たり前になる。
商品開発が完了して、テスト販売で結果が悪くなければ、独自プラットフォームで販売。
このほうが顧客をコアなファンにしやすい。その反面、直接やりとりをする消費者に対して大手の流通網にはない「+α価値」提供が必要となる。
参考
https://thespoon.tech/the-direct-to-consumer-boom-in-food-tech/
https://thespoon.tech/food-tech-news-potato-based-chicken-rd-good-catch-launches-d2c-platform/
https://thespoon.tech/good-catchs-plant-based-tuna-swims-into-retail/
https://fashion-navi.info/d2c/
https://keywordmap.jp/academy/d2c-direct-to-consumer/