アップサイクル

Goodfishがアップサイクル商品サーモンスキンチップスで400万ドル調達

  • 野生のアラスカ紅鮭の皮をポテトチップスの代替食品に
  • 通常では使われることない部位を製品化、環境に配慮したスナック
  • 栄養価が高く、オメガ脂肪酸、コラーゲンが豊富

サステナビリティ抜群の商品サーモンスキンチップス

2020年12月21日、野生のアラスカ紅鮭の皮からスナックを作るアップサイクル企業Goodfishが400万ドル(約4億円)の資金調達をしたと発表。

本来の食品加工で使うことがない鮭の皮をポテトチップスの代替品として市場に投入。持続可能性の高さと鮭の皮に含まれる栄養価の高さが魅力の商品。

紅鮭の皮

Goodfishは新たな資金で急増する需要へのサポートと研究開発、製品改良を加速させると述べている。

アップサイクルと持続可能性

Goodfishの商品のように本来は廃棄される部位や家畜の飼料となっているものを、別の製品の材料にして高い付加価値を付けて製品化する。このことを「アップサイクル」という。

スイスのブランド「FREITAG(フライタグ)」は自転車のタイヤチューブ、車のシードベルト、トラックの幌(ホロ)を使い、頑丈なバッグや財布を販売している。

フードテックが注目される前から持続可能性を意識した分野であり、フードテックの発達で今後さらに注目を集めるベンチャーが出てくる可能性がある分野。

ブリストル湾の野生の紅鮭

Goodfishはサーモンスキンチップスの素材として使う魚を厳選している。最も厳しい自然保護の基準を適用しているアラスカ、ブリストル湾。この湾で獲れる野生の紅鮭は世界の野生紅鮭の46%生産している。

ブリストル湾には6つの主要な河川流域があり、どの流域でも紅鮭の孵化場、稚魚の放流はされていないため、完全に野生の「紅鮭の皮」を素材として選んでいる。

野生の紅鮭出典:https://www.worldwildlife.org/

クリスピー サーモンスキン

紅鮭の皮には豊富なたんぱく質、コラーゲンとオメガ脂肪酸が含まれ、栄養価の高いスナックとして優れている。

アメリカのコネチカット州の工場で乾燥され、遺伝子組み換えでない材料で味付けをされる。

商品の味付けは「シーソルト」、「チリライム」、「スパイシーバーベキュー」、「タルトクランベリー」「シチャラーソース」の5種類を揃え、オンラインのみで販売を行っている。

Salmon Snacks出典:https://goodfish.com/

Goodfishの創設者Justin Guilbertはオンライン販売が好調で「予想よりも大きく上回った」と語り、今回の資金調達が予定よりも早くできたと述べている。

実際の感想

持続可能性が高く、栄養価が高いスナックとして注目をされているようですが、YouTubeで実際に食べた感想は「It’s Awful(ひどいものだ)」と酷評されている。

この動画ではシーソルト味のクリスピーサーモンスキンを食べて、味が「単なる魚の味」。ほかのバーベキューか、チーズ味ならありだと思うが、シーソルト味はひどいという感想。

コロナ大流行で健康的な食品、特に植物ベースの代替食品に注目が集まるなかで、Goodfishのような企業への注目は依然より集まっている。

持続可能性が高く評価できる商品「クリスピーサーモンスキン」。資金調達したあとの製品改良に期待したいところ。

参 考

https://xtalks.com/could-salmon-skin-chips-be-a-potato-chip-replacement-snack-2172/

https://thespoon.tech/goodfish-raises-4m-for-upcycled-salmon-snacks/

http://www.alaskafishradio.com/goodfish-creates-crispy-chips-from-bristol-bay-sockeye-salmon-skins/

https://thespoon.tech/food-tech-news-upcycled-salmon-skin-snacks-instacart-downplays-ratings/

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Junichi
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