代替たんぱく質

マクドナルドが独自のフードテック植物ベース代替肉「McPlant」を2021年展開

マクドナルド マックプラント
  • 代替肉「McPlant(マックプラント)」を発表、来年販売開始。
  • 代替肉を使ったメニューは自社生産
  • マクドナルドのブランドイメージ変更

McPlant(マックプラント)

2020年11月9日、マクドナルドは独自の植物ベースの代替肉「McPlant(マックプラント)」を発表。

来年に牛肉と鶏肉の両方の代替品を市場でテストため、特定の地域、店舗で植物ベースのマックプラントバーガーを試験販売する。

最終的にはMcPlantにハンバーガー、代替鶏肉、朝食サンドイッチなど、植物ベースのメニューがラインナップに含まれる。

植物ベースの代替肉メニューが、今までのマクドナルドのブランドイメージを変えるでしょう。

マクドナルドハンバーガーセット

マクドナルドがブランドイメージを変える

「マクドナルドで食事を続けて…こうなりました。」というブログやYouTubeなどが一時話題を呼びました。また、「マクドナルドのハンバーガーは腐らない」という噂まで広まり、マクドナルドが公式見解も出しています。

このように話題が豊富なマクドナルドですが、植物ベースの代替肉の商品開発をするということは、今までのマクドナルドイメージを大きく変えるものとなります。

今までマクドナルドは動物食肉を多く食べる人たち向けのメニューをラインナップしてきました。そして、多くの人にそれが指示されて今日に至ります。

ハンバーガー出典:Free-PhotosによるPixabayからの画像

この「McPlant」をメニューに加えることで、フレキシタリアン準菜食主義)も、今後のマクドナルドのターゲットに含まれるということを意味します。

ドイツのVeganzが行った市場調査によれば、2020年にヨーロッパ7か国ではフレキシタリアンが全体の22.9%となり、肉の消費を減らし、野菜を中心の食生活を選ぶ人が急速に増えつつあります。

マクドナルドはその波に乗る方針を取ったということになります。

マクドナルドとフードテック企業の関係

フードテック企業ビヨンドミートとの関わり

マクドナルドは2019年、カナダのフードテック企業ビヨンドミートと協力して、いくつかのメニューに植物ベースの代替肉を使用したテストメニュー運用しました。

ビヨンドミートとマクドナルド出典:https://www.prnewswire.com/news-releases/mcdonalds-tests-new-plant-based-burger-in-canada-300925728.html

さらにビヨンドミートの初期投資家、元マクドナルドのCEOのDon Thompson(ドン・トンプソン)がビヨンドミートの取締役会に参加したということもあって、ビヨンドミートがマクドナルドの植物ベース代替肉のサプライヤー(供給者)として選ばれるだろうという憶測がありました。

2020年11月9日にビヨンドミートはマクドナルドのMcPlantで使う植物ベースパティの一部を共同開発したとCNBCへ発表。

しかし、マクドナルドはMcPlantのパティのサプライヤー名を開示せず、同日にマクドナルドはMcPlantを社内で開発、生産することを決定、発表しました。

※マクドナルドはMcPlantの植物ベースパティの一部はビヨンドミートと開発したことは認めています。

香港マクドナルドとOmniFoods(オムニフーズ)

2020年10月、マクドナルドの香港フランチャイズが植物ベースのグループGreenMondayとパートナーシップを発表。

同グループの食品技術部門OmniFoodsが開発した「次世代豚肉:OmniPork Luncheon(大豆、小麦が主成分の代替肉)」をコラボレーションメニューとして展開。

香港マクドナルドもフレキシタリアン向けのサービスを充実させ始めています。

OmniFoodsが開発した次世代豚肉:OmniPork Luncheon出典:https://www.greenqueen.com.hk/mcdonalds-milestone-hong-kong-launches-first-vegetarian-menu-with-green-mondays-omnipork-luncheon/

ビヨンドミートのライバル企業インポッシブル

植物ベースの代替肉を開発、販売しているフードテック企業インポッシブルはマクドナルドの代替肉のサプライヤーになるための競争はしないとロイター通信に述べています。

理由は「自社の生産力では巨大フランチャイズに十分な代替肉を生産、確保ができない。」ということです。

まとめ

マクドナルドが自社で代替肉メニューを販売すると、代替肉への認知と理解がさらに進みます。同時にマクドナルドへのブランドイメージも変わることになるでしょう。

最近のアメリカ、ヨーロッパの消費者の意識変化、健康と食への安全、持続可能性の配慮。

これらの変化にマクドナルドといえど、生き残るために今までの方針を変えなくてはいけなくなったということなのでしょう。

来年にどのような代替肉商品をラインナップするのかが楽しみです。

フードテックで食の常識が変わっています。「マクドナルドといえば…」の次にくる言葉がこれから変わることでしょう。

参考

https://eleminist.com/article/383

https://veganz.com/blog/veganz-nutrition-study-2020/

https://www.greenqueen.com.hk/mcdonalds-is-launching-its-own-brand-plant-based-meat-mcplant-next-year/

https://www.greenqueen.com.hk/mcdonalds-milestone-hong-kong-launches-first-vegetarian-menu-with-green-mondays-omnipork-luncheon/

https://www.usatoday.com/story/money/food/2020/11/09/mcplant-mcdonalds-plant-based-burger-crispy-chicken-sandwich/6187977002/

https://www.cnbc.com/2020/11/09/mcdonalds-to-test-mcplant-which-includes-its-own-meat-free-burger-next-year-beyond-meat-shares-fall.html

https://www.foodbusinessnews.net/articles/17311-graeters-launches-line-of-animal-free-dairy-desserts

https://thespoon.tech/its-official-impossible-will-not-be-on-mcdonalds-menus-but-beyond-will/

https://veganz.com/blog/veganz-nutrition-study-2020/

アイキャッチ画像出典:https://www.greenqueen.com.hk/mcdonalds-is-launching-its-own-brand-plant-based-meat-mcplant-next-year/

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Junichi
新しい「食に関する常識」フードテックをわかりやすく要約記事にして配信。twitterで箇条書きで毎日配信 取扱うジャンル: ゴーストキッチン・代替タンパク・キッチンロボ・アグリテックなど 経歴: 大手二輪中古販売店でバイク整備士▶︎ANAの傘下の国際物流部門で貿易業務▶︎日本橋で寿司職人▶︎カナダで海運業務▶︎帰国▶︎外資系倉庫型小売店▶︎パラレルワーカー