- スペインのヴィーガンアイスクリーム企業:ピンクアルバトロス 6月に資金調達
- 高品質の植物ベースの成分のみ、グルテンや添加物を含まない
- オンラインからスペイン国内80カ所で購入可能
- スペイン国内のスーパーマーケットで販売を計画中
簡単にまとめると…
コロナ大流行でビーガンフードが注目されている波に掴み、規模の拡大を目指すピンクアルバトロス。
資金調達で継続的な拡張を行い、スペイン全土で最高のヴィーガンアイスクリームブランドを目指す。
ベルリン拠点スーパーマーケットチェーン:Veganzの2020年の調査は準菜食主義者の人口がヨーロッパ全体の22.9%となっている。
ヨーロッパで起きている食生活の変化
ヨーロッパでは準菜食主義が広がり、植物ベースの食事にシフトしている流れが調査結果で判明。
ベルリンを拠点しているスーパーマーケットチェーンのVeganzがドイツ、オーストリア、スイス、ベルギー、フランス、ポルトガル、デンマークの2600人を超える買い物客を調査。

この調査結果では買い物客の食生活は以下の通り
- 1.9% ヴィーガン
- 3.1% ベジタリアン(肉、魚介類とそれら材料としている食品を食べない)
- 2.9% ペスカタリアン(野菜の他に乳製品、卵、魚を食べる)
- 22.9% 準菜食主義者(主に植物性の食物で生活しようとする)
- 69.1% 雑食
一部抜粋:https://veganz.com/blog/veganz-nutrition-study-2020/
この調査によって準菜食主義者が多くの割合を占め、成長をしていることが明白となった。
また過去4年間でヴィーガン人口が2倍になり、植物性を中心にした食生活をしている人が全体の3割になっていることが分かる。
加えて、アメリカでは2020年の第1四半期だけで合計7億4100万ドル(約750億円)を植物ベースのたんぱく質企業に投資がされた。
この金額は2019年を通した全体の投資金額とおよそ同じ額になる。
ヴィーガンアイスクリームブランド:ピンクアルバトロス

2018年にマドリードを拠点に設立。
オンラインのデリバリーサービスを展開するDeliverooやUberEatsから自社のヴィーガンアイスを販売。現在はスペイン内の80カ所以上で買うことができる。
今年の6月にドイツのKatjesグループの投資部門:Katjesgreenfoodと元ネスレの取締役で構成される投資グループから、最初の資金調達を約650万ドル(約7000万円)確保する。
今後、スペイン全体のスーパーで扱えるように拡大計画をしている。
ヴィーガンアイスクリーム(全5種類)

展開されている商品は5種類
- マンゴートロピカル
- ダークチョコレート
- ココナッツ
- ヘーゼルナッツ
- キャラメル
高品質の植物ベースの成分を使用。
材料はカシューナッツ、ココナッツミルク、砂糖、天然香料など。
乳製品、卵、大豆を含まず、人工成分不使用(保存料・着色料・添加物)。
まとめ
コロナ大流行でヴィーガン人口が増え、その波に乗って拡大をする代替食品企業。
スペイン最初のピンクアルバトロスには、ぜひともスペインを代表するアイスクリームブランドなってほしいものです。
今後も植物ベースの代替食品を食べる人が自然と増えるでしょう。それはコロナの影響だけではなく、健康への関心の高さの表れではないでしょうか。
1人の消費者の意見は…「おいしくて、健康に良いなら、動物性でも植物性でも構わない!」。だから…雑食ですね。
参考
https://www.euroweeklynews.com/2020/11/19/pink-albatross-says-that-their-vegan-ice-cream-is-special/
https://veganz.com/blog/veganz-nutrition-study-2020/
アイキャッチ画像出典:https://www.greenqueen.com.hk/backed-by-ex-nestle-directors-spains-plant-based-pink-albatross-set-to-disrupt-the-ice-cream-market/