ポイント
インド初の植物ベース代替カバブ、2020年11月14日から発売
商品は5種類の味(塩&コショウ・スパイス・タンドリー・プラアニディリ・ペリ)
大豆たんぱくが主原料。保存料、人工香料、遺伝子組み換え不使用、トランス脂肪不使用
ビジネスモデルはD2C(店舗とECサイトから消費者が直接可能)
一番伝えたいこと
インドの植物ベース代替肉企業:Upstablish。同社は「Greenest」というブランド立上げ、インド国内初の植物ベース代替肉カバブを発売開始。
2020年11月現在はデリーで購入可能。今後は多くの都市で販売網を立ち上げる予定。
インドのフードテック企業
非営利のGoodFood Institute India(GFI India)のマネージングディレクターのVarun Despande氏は「代替肉の巨大なインド市場に対して有望で、未開拓である」という魅力をついて語っています。
加えて、「南アジア大陸全体の料理の多様性は、植物ベースの代替肉とっても絶好の市場である」としています。
Upstablish 社(アップスタブリッシュ)

2017年設立のスタートアップ企業はインドの代替たんぱく質フードテックグループの一社。インドのたんぱく質と栄養に関するニーズの応えることを使命にしている。
https://www.youtube.com/watch?v=PzeVz4N0dzs&feature=emb_logo
Upstablishの共同創設者兼CEO、Gaurav Sharma氏は数ヵ月でインド全体の主要な都市で自社商品「Greenest」の販売を予定している。
デリーで販売が始まったばかりだが、UpstablishはD2C(直接販売)のモデルも採用しており、オンラインで自社ECサイトから購入もできる。
将来的にはインド料理と地元の料理に代替肉が加わり、1つの動物食肉を含まない料理となることを目指している。
代替肉:Greenest

主原料は大豆タンパク質、分割ローストひよこ豆、天然香料。
保存料、人工香料、GMO、コレステロール、トランス脂肪を含まないとしている。
商品は5種類の味(塩&コショウ・スパイス・タンドリー・プラアニディリ・ペリ)
各種10個入りで250~300ルピー(約350~420円)
興味深いのは食べた食感が「超現実的な(hyper-realistic)」味であるとUpstablish社は語っているところです。
まとめ
インド最初の植物代替肉がカバブという、インド料理を意識した商品設計。
地元の人が自然となじめるようにという配慮が見える代替肉。
この企業がインド内でこれからどんな商品を出して、シェアを広げるのか楽しみです。
その点では日本企業も負けていない。
日本の代替肉企業NEXT MEATS(ネクストミーツ)。リリースしている代替肉は焼肉用と牛丼というしっかりと日本人向けに考えられた商品を提供している。
プラントベースのレトルト牛丼『ネクスト牛丼1.2』
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参考