代替たんぱく質

ヨーロッパで麻の種(ヘンプシード)の代替肉生産を準備

Hemp-Based breakfast
  • ヘンプシードはタンパク質が豊富で繊維質が高く、必須脂肪酸を含むスーパーフード
  • チェコの有機麻を使った植物ベースの代替肉の推進を目的
  • すでに植物ベースの代替肉に使用される豆のタンパク質が不足しはじめている

麻を植物ベース代替肉市場へ

イスラエルの「Roots(SustainableAgricultural Technologies Limited)」はチェコの有機麻栽培、麻食品製造業企業Hempoint麻の種(ヘンプシード)ベースの植物性代替肉の促進と拡大に関して大枠で合意した。

2つの企業は今後の麻タンパク質の商業的な使用を目的にして、2021年2月中に最終的な合意が見込まれている。

HempointRootsの独自技術を有機麻栽培へ使用を検討。

Rootsは2020年8月にエンドウ豆の植物ベースの代替肉部門を立ち上げ、急拡大が続いている植物ベース代替肉市場へHempointの麻製品が進出するチャンスとなると語っている。

麻タンパク質麻プロテインパウダー 出典:https://hempoint.cz/en/products/

麻の種はスーパーフード

麻は成長が早い植物であり約90日間で収穫ができる。その種子には繊維質、高たんぱく、ミネラルが多く含まれ、必須脂肪酸のリノール酸(オメガ6)とα-リノレン酸(オメガ3)が含まれている。

さらに筋肉細胞の修復や神経系と脳機能を調節するために必要なアミノ酸を含み、スーパーフードに分類されている。

加えて多くの植物ベースの代替肉に使用されている大豆より生産コストが安いという意見もある。

Hemp seed麻の種(ヘンプシード)

Rootsが見込む麻の需要

イスラエルのベットハレビにある研究開発施設で概念実証(POC)研究を行い、植物ベースの代替肉に多く使用されているエンドウ豆と豆の植物収穫量を最大67%増加させる成果を残した。そして、2020年8月に植物ベースの代替肉部門を設立。

Rootsの CEO:Boaz Wachtelはこの研究を麻にも適用し、同様の結果にできると見込んでいる。

Rootsの CEO:Boaz WachtelRootsの CEO:Boaz Wachtel
出典:https://hemptoday.net/

世界中で広がっている植物ベースの代替食品の需要拡大に伴い、原料となるエンドウ豆や大豆が不足している。そのためRootsは麻の需要が増加することを見込み、Hempointとの合弁事業に参入する意向を示した。

麻を原料に代替肉を開発する企業はニュージーランドのCraftMeatなどがありますが、ヨーロッパで麻を原料にした代替肉を生産するのは最初の事例となるでしょう。

参 考

https://hemptoday.net/israeli-company-pursuing-deals-with-suppliers-on-plant-based-meats/

https://vegconomist.com/food-and-beverage/hemp-based-plant-meat-to-be-produced-in-europe/

https://www.europeantimes.info/2020/12/16/gejjcrivvanqycps/

https://www.proactiveinvestors.com.au/companies/news/936649/roots-sustainable-agricultural-technologies-signs-agreement-to-pursue-hemp-based-meat-opportunities-936649.html

https://www.greenqueen.com.hk/new-zealand-startup-to-launch-plant-based-hemp-meat-next-year-altprotein/

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Junichi
新しい「食に関する常識」フードテックをわかりやすく要約記事にして配信。twitterで箇条書きで毎日配信 取扱うジャンル: ゴーストキッチン・代替タンパク・キッチンロボ・アグリテックなど 経歴: 大手二輪中古販売店でバイク整備士▶︎ANAの傘下の国際物流部門で貿易業務▶︎日本橋で寿司職人▶︎カナダで海運業務▶︎帰国▶︎外資系倉庫型小売店▶︎パラレルワーカー